教員紹介

教授 Professor
原 千砂子
Chisako Hara
所属・職名
法学部 法律学科 法学部入試広報委員長(2020~2015) 法律学科学科長 (2016~2019)  大学国際交流センター長(2020~) 大学硬式野球部長(2018~)
連絡先
プロフィール
専門分野 政治思想史/フェミニズム・ジェンダー論
学位 法学修士
最終学歴 国際基督教大学大学院比較文化研究科博士後期課程単位取得退学
着任年月日 1993-04-01
研究概要 「産み」および「自己所有」に関わる問題に関する研究報告、論文の刊行。
「家父長制概念」に関する研究報告。
教育概要 (1)「ジェンダー論」を担当(2009年9月~現在)
社会学、歴史学、心理学、生物学、政治学等の知見を広く用いながら、人間社会のジェンダー的構成についての理解を深めるための授業。学説史の説明に留まることなく、学生一人ひとりが身に付けているジェンダー規範を問い直す内容。近代のアカデミズム一般が前提する「中性的な人間」ではなく、リアルな「性的存在としての人間」が作る現実について学修するという意味で、稀少な機会を提供している。
(2) 「比較政治制度論Ⅰ」を担当(2017年4月~現在)
社会科学としての法律学を学修するには、自分がどのようなの歴史の終点に立っているかという歴史認識が不可欠である。そのような認識を個々の学生が形成するために、人類の誕生から定住・農耕社会の形成と権力の始まり、農業革命・産業革命を経た主権国家および国民国家の形成、資本主義の変遷とそれを支える社会諸制度の形成と変遷などを、「くに」とは何かという視点から学修する科目である。
研究活動
著書・論文
原 千砂子. 「家父長制再考ー新たな再生産理論の構築に向けてー」. 『女性空間』. 日仏女性研究学会, 2023, 第40号, 53-64.
原 千砂子. 「フェミニズムと自己所有」. 鳴子博子編『ジェンダー・暴力・権力』. 晃洋書房, 2020, 147-164頁.
原 千砂子. 「再生産における女性主体と暴力」. 『中央大学社会科学研究所シンポジウム「ジェンダー・暴力・デモクラシー」報告書』. 2018, 17-22頁.
研究発表等
岩本美砂子/原千砂子. "岩本美砂子「日本でなぜ女性首相が誕生しないか」コメント". 日仏女性研究学会2022年度会員研究発表会. オンライン, 2022.
原 千砂子. "「家父長制」再考". 日仏女性研究学会女性思想研究会. オンライン, 2021.
原 千砂子. "「女性差別の思想的前提:西欧と日本」". 中央大学経済研究所公開研究会. 中央大学駿河台記念館, 2019.
原 千砂子. "「再生産における女性主体と暴力」". 中央大学社会科学研究所シンポジウム「ジェンダー・暴力・デモクラシー」 中央大学駿河台記念館. 2018.
雑誌新聞記事掲載
「トクヴィルと明治思想史」. 『公明新聞』. 2022-02-07.
「家父長制」再考. 『女性情報ファイル』(日仏女性資料センター)133号. 2021-07-30.
所属学会
日本政治学会、政治思想学会、日仏女性研究学会
学会等および社会における主な活動
芸術、体育実技、課外活動における業績