教員紹介

教授 Professor
武田 佳子
Yoshiko Takeda
所属・職名
教育研究開発機構 地域連携・生涯学習センター センター長 トランジションセンター副所長
連絡先
プロフィール
専門分野 教育学(高等教育)
学位 教育学(修士)
最終学歴 京都大学大学院教育学研究科修士課程修了
着任年月日 2018-06-16
研究概要 "リーダーシップ自己効力感の研究を継続しており、大学四年次と新入社員一年目の縦断調査(2019年末)を行った。レジリエンス・リフレクションなど先行研究でリーダーシップ自己効力感と相関が高いとされている変数との因果関係を分析した。レジリエンスがリーダーシップ自己効力感に影響を及ぼしていること、リフレクションがリーダーシップ自己効力感に有効であることなどが明らかになり、大学生フォーラム・大学教育学会、リーダーシップ学会で発表。社会人一年目の組織社会化との関連の分析も行い、組織社会化がうまく移行できた場合には、その後のリーダーシップ自己効力感に正の影響を及ぼすことが明らかになった。

2021年度 科研に採択され縦断調査の発展、新卒学生の適応のための大学教育・新卒時の研修などスムーズな接続のための有効な施策を継続して研究している。前回の調査では、入社前後の研修や経験の項目を分析項目に落とし込めなかったので、次回の分析ではそこを明確にしていきたい。"
教育概要 授業では,オンライン上でのPBLを企業や学内のプロジェクトと連携し実施した.ブレイクアウトを活用したりスラックを活用してPBLのプロセスを教員が把握できるようにして取り組んだ.今期の授業ではパワーポイントで自己紹介用のプレゼンテーションを行う講座を行った.要約力・話し方・企画書の作成など多様な内容になり,また,初めてパワーポイントを使いZoomでプレゼンすることを体験させた.

正課外では,あざみ野商店会との連携でスポーツ健康の学生10名とアンケート調査・分析・企画のためのグループワーク・企画書の作成・プレゼンまでの指導を行った.地域の方々には非常に評価いただいた.ボランティアラボでは,正課外で地域と連携したプログラムに学生を主体的に参画させる取り組みを今後も実施していきたい.
研究活動
著書・論文
武田佳子・溝口侑・溝上慎一. リーダーシップ自己効力感とレジリエンスの関係(査読有). 日本教育工学会論文誌. 2022, 46(2), 229-239.
武田佳子・溝口侑・溝上慎一. 初期キャリアにおけるリーダーシップ自己効力感と組織社会化の関係の検討(査読有). 日本リーダーシップ学会. 2022, 5号, (印刷中).
武田佳子、溝口侑、溝上慎一. 高校のリーダーシップ経験が大学生のリーダーシップ自己効力感に与える影響 (査読有). 日本リーダーシップ学会論文集3号. 2020, 3号, 15-21頁.
武田佳子・溝上慎一. 大学生のリーダーシップ自己効力感に関する研究-時間的・空間的展望に着目して-(査読有) . 日本リーダーシップ学会論文集. 2019, 2号, 23-30頁.
武田佳子. 大学生のリーダーシップ自己効力感に関する研究-時間と社会性の関係に着目して- . 京都大学大学院教育学研究科教育科学専攻修士論文 (未公刊).. 2018.
研究発表等
武田佳子・溝口侑・溝上慎一. "大学次のグループワーク学習への取り組みが 入社一年目のリーダーシップ自己効力感に与える影響 -オンライン・対面での検討から- ". 第29回大学教育研究フォーラム. オンライン, 2023.
三保紀裕, 本田周二, 武田佳子, 溝口 侑, 山田嘉徳, 紺田広明, 森 朋子, 溝上慎一. "スクール・ポリシーに基づくデータマネジメントの実態調査". 日本教育工学会2022年秋季全国大会. カルッツかわさき・オンデマンド, 2022.
武田佳子・溝口侑・丸山智子・溝上慎一. "オンラインにおけるリーダーシップ自己効力感と大学時代の学習経験の関係の検討-経験学習との関連に着目して- ". 日本リーダーシップ学会第7回研究講演会. オンライン, 2022.
武田佳子・溝口侑・溝上慎一. "大学時代と入社後のリーダーシップ自己効力感の関係の検討―リフレクションとの交互作用効果に着目して― ". 第28回大学教育研究フォーラム. オンライン, 2022.
武田佳子・溝口侑・溝上慎一. "バーチャルチームに求められるリーダーシップについて". JLA第6回研究講演会. オンライン, 2021.
小山理子・武田佳子・溝上慎一. "初期キャリアにおけるリーダーシップ自己効力感の関連要因について-グリットに着目して-". JLA第6回研究講演会. オンライン, 2021.
武田佳子・溝口侑・溝上慎一. "社会への拡張志向がリーダーシップ自己効力感に与える影響-大学 4 年次と入社 1 年目の縦断調査から-". 大学教育学会第43回. オンライン, 2021.
武田佳子・溝口侑・溝上慎一. "大学と初期キャリアのリーダーシップ自己効力感の変化について ―大学での学びとの関連から". 第27回大学教育研究フォーラム. オンライン, 2021.
武田佳子・溝口侑・溝上慎一. "リーダーシップ自己効力感と組織社会化の関係の検討 ". JLA 第5回研究講演会. オンライン, 2020.
武田佳子. "学校と地域 【招待講演】 ". 横浜市青葉区. 青葉区区民活動センター(横浜市青葉区), 2020.
武田佳子・溝口侑・溝上慎一. " リーダーシップ自己効力感にリフレクションが与える影響について -大学四年次と入社一年目の縦断調査からー". 大学教育学会第42回発表要旨収録,266-267(オンライン開催). 2020.
武田佳子・溝口侑・溝上慎一. "大学のリーダーシップ自己効力感が入社 1 年目のキャリア形成に与える影響についてー". 第26回大学教育研究フォーラム発表論文集.53(京都大学/京都市 オンライン開催). 2020.
"「全員に求められる、リーダーシップとは ―リーダーシップ自己効力感に着目して―」 【招待講演】". 第30回愛媛大学法文学部国語国文学会. 愛媛大学, 2020.
"「リーダーシップ自己効力感について」【招待講演】 ". MSTC先進製造科学研究会第2回. 東京大学/東京都文京区, 2019.
"「全員に求められる、 リーダーシップって何?」 【招待講演】". 特定非営利活動法人まちと学校のみらい. 大人の学びの場@FOCAS(横浜市青葉区), 2019.
武田佳子・溝口侑・溝上慎一. "(座長)困難なリーダーシップ経験の達成が、リーダーシップ自己効力感へ与える影響についてー". JLA 第4回研究講演会論文集, 9-10.(工学院大学/東京都). 2019.
武田佳子・溝口侑・溝上慎一. " (ポスター発表)リーダーシップ経験の自己評価と困難度が大学生のリーダーシップ自己効力感に与える影響について". 第2回未来のマナビフェス2019(東京工科大学/東京都). 東京工科大学/東京都, 2019.
武田佳子・溝口侑・溝上慎一. "高校・大学のリーダーシップ経験が、 レジリエンス・リーダーシップ自己効力感に 与える影響についてー". 大学教育学会第41回発表要旨収録,230-231(玉川大学/東京都町田市). 玉川大学/東京都町田市, 2019.
武田佳子・溝口侑・溝上慎一. "大学生のリーダーシップ自己効力感と 高校・大学の経験との関連についてー ". 第25回大学教育研究フォーラム発表論文集, 271. 京都大学/京都市, 2019.
武田佳子・溝上慎一. "大学生のリーダーシップ自己効力感に関する研究-時間的・空間的視野に着目して- ". 日本リーダーシップ学会第3回研究講演会. 工学院大学/東京都, 2018.
松下佳代 武田 佳子・渡邊 智也 他7名. ""アクティブラーニングの評価のフロンティア -グループの評価と個人の評価- " ". 第24回大学教育研究フォーラム. 京都大学/京都市, 2017.
"「女性のキャリアについて」 ゲストスピーカー". 京都光華女子大学・短期大学部. 京都光華女子大学・短期大学部 (京都市), 2016.
共同研究
こころとからだの健康調査 (横浜市青葉区(福祉保健センター), 2022年1月~)
青葉区あざみ野商店会における 認知症に関するシニア調査 (認知症にやさしい街プロジェクト実行委員会, 2021年6月~)
高大接続・トランジションを見据えた高校IRとカリキュラムアセスメントの開発 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 分担 (溝上 慎一, 本田 周二, 森 朋子, 紺田 広明, 山田 嘉徳, 三保 紀裕, 溝口 侑, 武田 佳子, 2019年4月 - 2023年3月)
初期キャリアのリーダーシップ発揮に繋がるオンライン下の効果的な大学での学びの研究  日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 代表 (武田佳子・丸山智子・溝口侑・森朋子・溝上慎一, 2021年4月 - 2024年3月)
補助金・助成金
高大接続・トランジションを見据えた高校IRとカリキュラムアセスメントの開発 (日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 2019年4月 - 2023年3月)
初期キャリアのリーダーシップ発揮に繋がるオンライン下の効果的な大学での学びの研究 (日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 2021年4月 - 2024年3月)
所属学会
日本キャリアデザイン学会 ・日本教育工学会 ・大学教育学会 ・日本リーダーシップ学会・日本公衆衛生学会
学会等および社会における主な活動
学会等および社会における役職
認知症の人にやさしい街プロジェクト アンケート担当委員
学会等および社会における活動
認知症の人にやさしい街づくりプロジェクト あざみ野商店会を中心とする地域活動の桐蔭学園担当として活動.同プロジェクトのシニア対象の調査設計・実施・分析・報告を担当.学生のPBLの指導も担当. (2021年3月~)
芸術、体育実技、課外活動における業績