教員紹介

准教授 Associate Professor
彦田 泰輔
Taisuke Hikoda
所属・職名
スポーツ科学部 スポーツ教育学科
連絡先
プロフィール
専門分野 特別活動・総合的な学習の時間のカリキュラム開発、AIの教育利用、道徳ワークショップ
学位 教職修士
最終学歴 早稲田大学大学院教育学研究科 高度教職実践専攻 修了
着任年月日 2025-04-01
研究概要 子ども中心の新しい教育の創造を志向。子どもの創造力や思考力、問題解決力の育成を目指す研究に取り組んでいる。
生成AI(ChatGPT)を活用した実践的な授業設計(道徳科、学級活動、総合的な学習の時間、外国語科等)や学習評価ツールの開発、学級力向上、感染症予防教育やがん教育を含む健康推進教育、「主体的に学習に取り組む態度」の評価方法の研究を中心に行っている。
自分の考えや学習の成果などをコンパクトにまとめる、「はがき新聞」の実践研究に取り組んでいる。
道徳科における「考え、議論する道徳教育」を実現するための道徳ワークショップの具体的な指導法を提案している。
総合的な学習の時間を基軸に、教科横断的な感染症予防教育のカリキュラム開発と授業実践に焦点を当て、感染症予防の知識と意識を深め、生徒の態度変容を促すことを目的として感染症予防教育を実施した。他にも同様の手法を取り入れ、質問紙データの可視化を通した態度変容を促す教材の開発を行い、健康推進教育や自己成長学習、学級力向上プロジェクトにも応用し、教育現場での幅広い実践的な活用を提案している。

研究活動
著書・論文
彦田泰輔. 中学校道徳科における生成AIを活用した授業開発 -生徒の見方・考え方を支援するプロンプトの工夫を通して-. 早稲田大学教職大学院紀要. 早稲田大学大学院教育学研究科 高度教職実践専攻, 2025, 17, 29-40.
彦田泰輔. 中学校外国語科におけるジェスチャー劇の授業開発 ―「主体的に学習に取り組む態度」の評価方法の改善を通して―. 早稲田大学大学院教育学研究科紀要 : 別冊. 早稲田大学大学院教育学研究科, 2024, 32(1), 73-83.
田中博之編著、田中博之、白木圭、増田真裕花、菅原亮、村瀬琢也、彦田泰輔著. 中学校の学習評価ハンドブック : 用語の基礎理解からルーブリック評価まで. 学事出版, 2024, 166-172、198-203.
今宮信吾, 蛯谷みさ, 彦田泰輔編著 監修: 田中博之, 森山卓郎. 子どもが変わるはがき新聞のすすめ : 「書けない」から「あっ書けた!」へ : 小・中学校の実践. ミズノ兎ブックス, 2024.
チーム学校で創る健康教育 : 教職員一人一人が力を発揮できることを目指した授業研究を通して. 指導と評価. 日本図書文化協会, 2023, 69 (9), 35-38.
彦田泰輔. 中学校における教科等横断的な感染症予防教育のためのカリキュラム開発と授業実践 -質問紙データの可視化を通した態度変容を促す教材の活用を通して-. 早稲田大学教職大学院紀要. 早稲田大学大学院教育学研究科 高度教職実践専攻, 2023, 16, 57-69.
彦田泰輔. 中学校でのデジタル教材の活用とルーブリックで評価する「主体的に学習に取り組む態度」. 英語教育 = The English teachers' magazine / 『英語教育』編集部 編. 大修館書店, 2023, 71 (11), 33-35.
彦田泰輔. 「思考ツールと表現ツールで子どもの学びを可視化」. 学校教育・実践ライブラリ 思考ツールの生かし方・取組み方 ~授業を「アクティブ」にする方法~. 2019, 7, 28-31.
田中博之編著、藤原寿幸、蛯谷みさ、彦田泰輔、他15名著. 若手教員の学級マネジメント力が伸びる!学級力向上プロジェクト教員研修編. 金子書房, 2018, 61-70.
田中博之, 梅澤泉, 彦田泰輔著. 道徳ツールとアクティビティでできる「考え、議論する」道徳ワークショップ. 明治図書出版, 2018.
田中博之編著、西田智美、浅村芳枝、生田恵子、彦田泰輔、他13名著. 小・中学校の家庭学習アイデアブック : アクティブ・ラーニングが絶対成功する!. 2017, 28-31,150-157.
田中博之編著、蛯谷みさ、藤原寿幸、藤井健太郎、彦田泰輔、他24名著. 学級力向上プロジェクト3 スマイルアクション事例集 小・中学校編. 金子書房, 2016, 157-164.
森山卓郎編著、水戸部修治、達富洋二、細川太輔、杉本生美、関口修司、吉成勝好、宮前嘉則、渡辺哲男、神部秀一、阪東哲也、倍菜穂美、羽賀絹恵、蛯谷みさ、今宮信吾、桃井淳子、徳永加代、田内智恵、鯨井文代、田崎信子、笠井淳子、堀口友紀、川口加代子、中島順子、彦田泰輔著. 書けない子が書けるようになる!:アクティブに「書く」力をつける国語科授業モデル. 明治図書出版, 2016, 120-123.
田中博之編著、蛯谷みさ、藤原寿幸、藤井健太郎、彦田泰輔、他24名著. 学級力向上プロジェクト2 実践事例集 小・中・高校編. 金子書房, 2014, 167-172.
田中博之編著、北野勝久、蛯谷みさ、森嵜章代、彦田泰輔、他16名著. 学級力向上プロジェクト 「こんなクラスにしたい!」を子どもが実現する方法. 金子書房, 2013, 80-87.
彦田泰輔. 外国語科「英語」 活用学習の実践 集団で学び合い教え合うことを軸に進める活用学習. 教職研修 / 教育開発研究所 [編]. 教育開発研究所, 2011, 40 (4), 100-102.
研究発表等
彦田泰輔. "総合的な学習の時間を中心とした 教科横断的なカリキュラム・マネジメントを通した感染症予防教育の在り方". 愛知教育大学 教科横断探究コース/未来共創プラン戦略7教科横断探究プロジェクト共催シンポジウム「あなたはどうつなげる?教科横断!」. 愛知教育大学, 2025.
彦田泰輔. "公立中学校における生成AIを活用した英語意見文指導の充実". 関東甲信越英語教育学会(KATE)12月月例研究会. 筑波大学附属高等学校, 2024.
徳永加代、齋藤真結美、彦田泰輔、堀口友紀. "事例発表「学級づくりと『はがき新聞』多様な場面での活用事例」". 理想教育財団 はがき新聞オンラインフォーラム. オンライン, 2021.
浅見哲也、坂本哲彦、梅澤泉、彦田泰輔. "「道徳科における授業づくりと評価のあり方」 ". 第8回理想教育財団教育フォーラム. 時事通信ホール, 2018.
今宮信吾、彦田泰輔. "実践提案「学級力向上プロジェクトとはがき新聞の活用」". 第7回理想教育財団教育フォーラム. 大阪コングレコンベンションセンター, 2017.
雑誌新聞記事掲載
生成AIとの対話を活用した新しい学び. 日本教育新聞. 2025-02-17.
中学校で感染症授業. 読売新聞. 2021-04-29.
コロナ時代の「生き方」考える 愛知の中学校. 中日新聞. 2021-03-23.
感染予防 なぜできない? 生徒ら生活チェック 解決策探る. 朝日新聞. 2021-03-22.
がん教育で命考える. 中日新聞. 2019-04-09.
尾張旭・東中 女子バレー「部勝力アンケート」. 中日新聞. 2016-07-27.
その他記載事項
AI教育研究所講師 現職教員を対象に研修会を実施。モデルケースの紹介と解説を担当し、ChatGPT(GPT-4)の基本技能の習得やGPTsの活用事例を紹介した。参加者がワークショップを通じて、各教科での活用を具体化し、成果を共有できるよう支援した。
AI教育研究所講師 早稲田大学で現職教員を対象に研修会を実施。モデルケースの紹介と解説を担当し、ChatGPT(GPT-4)の基本技能の習得やプロダクト生成、活用法を説明した。参加者がワークショップを通じて、各教科での活用を具体化し、成果を共有できるよう支援した。
東京都東久留米市立久留米中学校校内研修講師 「生徒の伸びにつながる評価のあり方」 主体的に学習に取り組む態度の評価方法に関する事例紹介や、学校の実態にあった評価方法の提案を行い、ワークショップ形式で、各教科の評価計画を作成を支援した。
埼玉県和光市立大和中学校校内研修講師 「学級力を育てる授業づくり・集団づくり~学級力を向上に向けて~」  「学級力向上プロジェクト」の実践事例について、学校の実態に沿った形で、具体的に紹介した。はがき新聞の交流会や話し合いマニュアルを活用した授業を体験するワークショップを通じて、実践的な手法を学べるよう支援した。
所属学会
AI時代の教育学会、早稲田大学学校教育学会
表彰
第57回 「実践!わたしの教育記録」(学校づくり部門)入選 (日本児童教育振興財団, 2022-01-15)
学会等および社会における主な活動
芸術、体育実技、課外活動における業績